それゆえ、わが腰は激しい痛みに満たされ、 出産に臨む女の苦しみのような苦しみが わたしを捕えた。 わたしは、かがんで聞くことができず、 恐れおののいて見ることができない。
彼らは恐れおののき、苦しみと悩みに捕えられ、 子を産まんとする女のようにもだえ苦しみ、 互に驚き、顔を見あわせ、 その顔は炎のようになる。
主よ、はらめる女の産むときが近づいて苦しみ、 その痛みによって叫ぶように、 われわれはあなたのゆえに、そのようであった。
おののきは彼らに臨み、 その苦しみは産みの苦しみをする女のようであった。
人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そして、それからのがれることは決してできない。
町々は取られ、城は奪われる。 その日モアブの勇士の心は 子を産む女の心のようになる。
それゆえ、わが魂はモアブのために、 わが心はキルハレスのために、 琴のように鳴りひびく。
わたしは聞いて、わたしのからだはわななき、 わたしのくちびるはその声を聞いて震える。 腐れはわたしの骨に入り、 わたしの歩みは、わたしの下によろめく。 わたしはわれわれに攻め寄せる民の上に 悩みの日の臨むのを静かに待とう。
バビロンの王はそのうわさを聞いて、 その手は弱り、子を産む女に臨むような 痛みと苦しみに迫られた。
見よ、敵はわしのように上り、すみやかに飛びかけり、その翼をボズラの上に張り広げる。その日エドムの勇士の心は子を産む女の心のようになる」。
それゆえ、わたしはヤゼルと共に、 シブマのぶどうの木のために泣く。 ヘシボンよ、エレアレよ、 わたしは涙をもってあなたを浸す。 ときの声が、あなたの果実と、 あなたの収穫の上にふりかかってきたからである。
わが心はモアブのために叫び呼ばわる。 その落人はゾアルおよび エグラテ・シリシヤにのがれ、 泣きながらルヒテの坂をのぼり、 ホロナイムの道で滅びの叫びをあげる。
あなたが心にいだく恐れと、目に見るものによって、朝には『ああ夕であればよいのに』と言い、夕には『ああ朝であればよいのに』と言うであろう。
女が子を産む場合には、その時がきたというので、不安を感じる。しかし、子を産んでしまえば、もはやその苦しみをおぼえてはいない。ひとりの人がこの世に生れた、という喜びがあるためである。
ああ、わがはらわたよ、わがはらわたよ、 わたしは苦しみにもだえる。 ああ、わが心臓の壁よ、 わたしの心臓は、はげしく鼓動する。 わたしは沈黙を守ることができない、 ラッパの声と、戦いの叫びを聞くからである。
われわれはそのうわさを聞いて、 手は弱り、子を産む女に臨むような 悩みと苦しみとに捕えられた。